参加したい!ドリーン・マッシー氏来日講演

2014-03-12

20140326
地理学研究の内容に好き嫌いがあるのは確かですが、著名な地理学者が書く論文はそうした好みを超えた所で魅力的な内容だと感じるものを含んでいる場合が少なくありません。偉そうなことを言っていますが、客観的にみると僕がミーハーであることは間違いないのですが・・・

そんな僕でも、地理学を学んでいた時や地理教育について考えていた時に、影響を受けた地理学者が何人かいます。トルステン・ヘーゲルストランド氏とデヴィッド・ハーヴェイ氏がその代表ですが、ドリーン・マッシー氏の「場所論」でも考えさせられました。

そのマッシー氏による特別講演が今月日本で行われるということを知りました。デヴィッド・ハーヴェイ氏が来日して講演された時には聞きにいけなかったので、今回は参加したいものです(本当は仕事を休んでも参加したいけど…)。

僕が知っている講演の予定は次のとおりです。もし、他にもあることをご存知の方はお知らせいただけるとうれしいです。

人文地理学会第280回例会

人文地理学会第280回例会(開催日:2014年3月21日)

日  時:2014年3月21日(金・祝)  14:30~17:00

会  場:大阪市立大学梅田サテライト(大阪駅第2ビル6階)創造都市研究科大講義室(101教室)

〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-500

北新地駅(JR東西線)より1分、大阪駅(JR東海道線ほか)・梅田駅(阪急・阪神)・西梅田駅・東梅田駅(大阪市営地下鉄)より約5分

会場へのアクセス詳細:大阪市立大学梅田サテライトへのアクセス http://www.gscc.osaka-cu.ac.jp/access/
テーマ:グローバル時代における「場所」―ドリーン・マッシーを迎えて―
趣 旨:ますます互いに結びつけられるようになっているグローバル空間の文脈において、場所は政治的に保守的な避難所であり本質化された根拠地として、政治的議論の中で絶え間なく動員されています。多くの場合、閉じられたもの、真正なるものとしての「場所」は、その外側の「空間」から明確に分離されています。しかしこの場所と空間の間の単純な区分を拒否したらどうなるでしょうか。場所の多様な声と空間性の難問に向き合ってきたドリーン・マッシー氏を迎えて、場所と空間の関係的、存在論的理解について考えます。

発表者:Doreen Massey(Emeritus Professor of Geography at the Open University)

タイトル:Repositioning place in a global age

(一般来聴歓迎・参加費無料)

お茶の水女子大学セミナー

ドリーン・マッシー教授セミナー「グローバリゼーション、ジェンダー、空間、場所」

日時:2014年3月26日(水)午後2時~午後5時

場所:お茶の水女子大学 文教育学部1号館 大会議室

講師:Doreen Massey氏(英国オープンユニヴァーシティ名誉教授)

演題:Globalisation, Gender, Space & Place

討論者:松川誠一(東京学芸大学准教授) 太田麻希子(本学人間文化創成科学研究科研究員)

●ジェンダー学際研究専攻の大学院生だけでなく、興味関心をお持ちの方に開かれたセミナーですので、奮ってご参加ください。

日本地理学会春季学術大会

ドリーン・マッシー(Doreen Massey)教授特別講演のお知らせ
1.日 時 3月27日(木)15時~16時30分

2.場 所 国士舘大学34号館B棟第1会場

3.タイトル Geography and Politics

4.講演者紹介

マッシー氏は,イギリスのオープンユニバーシティ名誉教授で,国際的に活躍している地理学者です.代表作に『空間的分業』(富樫幸一・松橋公治訳,古今書院,2000年刊),「権力の幾何学と進歩的な場所感覚」(加藤政洋訳,思想933,2002)等があります.近年の研究はグローバリズム研究,都市研究,ジェンダー研究,空間に対する哲学的研究,自然/環境研究,政治研究などの分野に拡がっており,学際的な注目を集めています.